その歴史は、1990年3月、大蔵省(当時)の行政指導として、不動産関連融資総量規制が行われています。
この不動産関連融資総量規制の目的は不動産向け融資の伸び率を総貸出の伸び率以下に抑えることで、この規制によりバブルがはじけたという声もあります。
確かに異常な土地高騰の沈静化の起爆剤としては、一定の効果を見込んだものの、不動産関連融資総量規制は想定外の景気後退劇を演出してしまいました。
バブルは不動産関連融資総量規制がなくともはじけましたが、時期的なタイミングに反発した者も多く、急激な地価下落となりました。
なお、不動産関連融資総量規制の廃止は、1991年12月でした。
このような不動産関連融資の総量規制の歴史はありますが、今回2010年から施行されたローンに関する総量規制が不動産担保ローンに関しても該当するかと言えば、これは当てはまりません。
あくまでも不動産の現在価値に対しての担保ローン算出のために、ローンに関する総量規制が不動産担保ローンに影響があるかどうか?と言う意味ではこれはまったく別モノと考えて良いでしょう。
もし不動産担保ローンの事で悩まれているのでしたら、一度、不動産担保ローンの専門業者に相談してみるのが良いと思います。
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